Mietoryou
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3種ケレンB以上の素地調整で下地面に錆が残存していても錆転換効果によって、良質な下地つくりと塗膜の延命が可能となり、素地調整軽減に伴い施工・対策費用が節約できる為、LCC削減が実現できます。また、近年では厚労省からの通達「鉛等有害物質含有塗膜除去対策」を順守して行う案件においても本工法と併用する事で剥離剤工法後の素地調整工がサンダーケレン処理の対応で長寿命化修繕対策が図れるため、付随する足場養生や産廃費等のコストをも抑制し、経済効果を得られる工法として引き合いも増えてきています。本工法の特徴は、サンダーケレン処理後に残る残存錆部に表面被膜処理剤が深く浸透し赤錆を不動態化させ、同時に鋼材露出部表面には防錆被膜を形成し過剰な腐食因子による影響を低減させる。また、独自開発した特殊下塗り塗料は優れた防錆力と錆転換を促進する機能を持ち、塗装間隔も短いため工期短縮も図れる工法であり耐候性に優れます。
錆転換効果の検証としましてX線解析による検証結果も良好であったが、X線解析より鮮明に分析できるラマン分工法を用いた検証結果でも錆面にヘタマイト(赤錆)は検出されないと御評価頂きました。

耐薬品性に優れ、飛来塩分や塩カルの蓄積に耐える事ができる塗膜を形成するため耐塩害性に優れています。鋼構造物塗替塗装において素地調整工は3種ケレン程度の処理で金属溶射やRc –1塗装系に並ぶ防錆力を発揮し長期防錆が可能となっています。ケレン後の鋼材面やメッキ面に直接塗布する標準塗装仕様の他、C-5塗装系やRc-1塗装系や錆転換型防食塗装の仕上がり面に施す事も可能となっています。また、支承部に複合するゴム面や歩道橋の階段と通路との隙間など、塗装が施しにくい隙間防錆塗装が対応可能となっています。透明塗膜を形成するため、点検時に塗膜上から目視で下地状態を確認できるため、橋梁点検における生産性の向上に繋がります。透明塗膜の塗装では各工程の管理が困難でしたが、ブラックライトを当てる事により各層が異なった色を発色するため、工程管理が容易で品質の確保に優れています。

「STRIPPER」は中性型水系剥離剤の中でも、剥離力・作業性・経済性・生態影響が極めて少ない面が最も優れているため、アースコートの塗装前の剥離剤工法に「STRIPPER」を併用した仕様で検討して頂く事により、錆転換効果の発揮できる品質性の確保、作業員の安全性の確保、環境保全面の安全性の確保、経済効果に対する良い効果を発揮致します。特に安全性においては剥離作業中に豪雨等による伸縮装置目地や端部からの剥離剤流水等の想定外の状況を想定し独自に安全性の確認として、一般的には50mg/Lで行われるところを150mg/Lの設定濃度で、水生生物の中でも生命力の弱い「ミジンコ」と、植物の中でも枯れやすいとされる「藻」に対する影響を確認しました。結果としては、オオミジンコによる48時間急性遊泳阻害試験:遊泳阻害率0%、藻類による72時間成長阻害試験:平均成長阻害率-2.1%の評価を頂き、ミジンコは生きる事ができ、藻類は枯れずに成長する結果を得れる事ができました。以上の結果より、生体影響が非常に少ない環境配慮型である事が確認でき、他社製品と比べ安全性の高さにおいて差別化を図れる事が可能となりました。