建設技術・工法
Kubota Construction Co., Ltd.

基本情報

屋内小間番号
06-67
所在地
〒556-8601 大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
電話番号
06-4396-2310
ホームページアドレス
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出展製品・サービス

Kubota Mini Shield Tunneling Method

製品・サービス説明

ミニシールド工法は、非開削工法による下水道工事などのコストを大幅に縮減することを実現した、小口径シールド工法のパイオニア的な工法です。その歴史は、1972年にイギリスのウィリアム・F・リース社より「ミニトンネル工法」技術を導入したのが始まりであり、以降、口径2m以下の小口径トンネル構築工法として確立されました。

ミニシールド工法のシールド掘進機は、開放型の手掘り式(Φ900~2000)から始まり、軟岩から硬岩に対応するロードヘッダー式やTBM式(φ1200~2000)への機械化等の改良・開発を行ってきました。現在は、広範囲の土質に柔軟に対応する密閉型泥土圧式(φ1000~2000)のシールド掘進機が主流になっています。

ミニシールド工法で使用する鉄筋コンクリートセグメントは、幾何学的に安定な三等分割で、「突き合わせボルトレス継手の採用」による「二次覆工省略型」のセグメントです。1992年に日本下水道協会のI類規格「下水道ミニシールド工法用鉄筋コンクリートセグメント」JSWAS A-7が制定され、現在の規格では、鉄筋かごにエポキシ樹脂塗装をすることを標準仕様としています。さらに近年頻発する集中豪雨による大規模な洪水氾濫への対策の一環として「内水圧対応のセグメント」を開発するなど、常に最新技術を導入しています。

2023年12月現在、累計の施工延長実績は590,000mを超えました。
1スパン最大施工延長は、φ1000で2,340mを実現しています。

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DXR method (DUPLEX METHOD FOR PIPELINE RENEWAL)

製品・サービス説明

DXR工法は(株)クボタと共同開発した技術で「DXRシールド」と「持込用PN形ダクタイル鉄管」との組み合わせによる管路布設工法です。 DXRシールドは、水道本管の口径に対して「鞘管口径の縮小化」を実現した非開削工法であり、環境にやさしく、かつ、経済的な設計・施工を可能にした「水道用鞘管シールド工法」です。 一方、持込用PN形ダクタイル鉄管は、狭小な鞘管内での運搬や管接合を容易に行え、スピーディーで確実な耐震管路の構築を実現するダグタイル鉄管です。

このDXRシールドと持込用PN形ダクタイル鉄管を組み合わせることにより「掘削断面の縮小化」と「長距離急曲線施工による交通障害の回避」を両立させながら施工することが可能となりました。今後ますます増加することが予想される市街地での管路更新需要に対して、より経済的な工法を提案させていただくことにより、社会に貢献してまいります。

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ダンビー工法

製品・サービス説明

ダンビー工法の歴史は、1992年にオーストラリアのダンビー社より技術導入して以降、様々な改良を重ね、1996年に下水道新技術推進機構より技術審査証明を取得し、その後も新技術を追加・改良を進めながら確立した管更生工法です。

内径800mm~3000mmまでの老朽化した中大口径管きょの改築に適用され、施工方法は、硬質塩化ビニル製の帯板(ストリップ)を既設管きょの内面にスパイラル状に巻き立て、地震時の変形・屈曲等対する耐震性能を有する接合用かん合部材(SFジョイナー)を使って製管します。こうしてできたストリップ管と既設管きょとの空隙に充てん材を注入し、既設管きょと更生部材が一体となった更生管を構築します。

地中にはりめぐらされた管きょは、日々の生活を支えているライフラインです。これらの管きょの中には、老朽化や環境変化によって、ひび割れや木の根の侵入、内部腐食や摩耗等、機能の低下が確認されるものも少なくありません。しかし、埋設されている管きょの周辺には他の地下埋設物が輻輳しており、開削工法による布設替えは、交通障害や生活環境への悪影響などの問題もあり、困難を極めます。こうした問題を解決し、周辺住民の生活に支障をきたすことなく、スピーディーに甦らせます。自由な断面形状と施工延長、幅広い施工適応性、耐震性能の向上、高い強度と水密性、流下能力の向上等、優れた経済性をもつダンビー工法は、新しいものを作るだけでなく、古いものを活かして新しく使うという環境保護に留意した循環型社会に対応する技術です。

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