コバコンは、世界最高水準のMMS（モービルマッピングシステム）として、昨年度からPegasus TRK700 Evoを導入しました。このMMSは、高精度・高密度な3次元地図作成や道路、河川、トンネルなどのインフラ管理に最適なシステムです。MMSには、高性能なGNSS/IMU、位相差方式のレーザスキャナと高画質なデジタルカメラ、SLAM用レーザが搭載されています。カタログの精度は、RTK12mm、後処理11mmとなっています。
　このMMSの特長は、業界初として前後２台のSLAMレーザが搭載されており、非GNSS下では、このSLAMデータを使って、軌跡データを補正でき、安定した精度でMMSを運用できます。さらに、取得した画像は、AI技術を活用した人や車のナンバーなどを自動的に消去するプライバシー保護機能があります。ハードウェアは、特殊なマウントプラットホームにて車種に関係なく搭載可能であり、データ取得時には、各種センサーの状態が確認でき、失敗のない自動ガイド付きソフトウェアも備わっています。位相差レーザスキャナは2台搭載されており、200万点／秒の点密度でスキャンできるため、道路維持管理業務の高度化やインフラ点検も高精度で行えます。
今回の展示では、MMSの精度検証、計測事例および今後のインフラDXサービス展開について説明します。

Kobacon has introduced Pegasus TRK700EVO since last year as the world’s highest level of MMS(Mobile Mapping System).
In this exhibition, we will promote the accuracy verification of MMS, measurement cases, and future infrastructure DX (Digital Transformation) services.

　コバコンは、「陸・海・空での3次元測量」に対応するため、TLS（地上型レーザスキャナ）、ULS（UAVレーザスキャナ）、MMS（モービルマッピングシステム）、マルチビームなどの3次元計測機器を駆使し、さまざま現場にて測量技術のノウハウと実績を構築してきました。最近では、社会インフラなど複雑かつ短時間、高精度が要求される場合も多く、SLAM機器として手持ちレーザ、UAV搭載SLAMなども活用しております。
ICT活用工事では、これまで、主に3次元起工測量、3次元測量設計データの作成、出来形管理測量までを行ってきました。最近では、3Dモデル・設計データを含むBIM/CIMにも対応しております。
　本展示では、これらの機器の計測事例と特長について概説し、今後、ICT活用工事における新たなサービス展開について説明します。

Kobacon is a 3D measurement device such as TLS, ULS, MMS, multi -beam, etc. to support "3D surveying in land, sea, and air".
In this exhibition, we will outline the measurement examples and features of these devices, and promote new services in ICT utilization work.

　コバコンは、これまで様々な計測機器による三次元計測を活用し、i-Constructionをはじめとする工事測量を中心に業務を展開してきました。
　UAV写真測量は、UAVで撮影されたたくさんの画像から3Dデータを生成する際に、SfM(Structure from Motion)といわれるソフトウェアにより処理されます。
　我々は、これまでBentley社のiTwinCaptureModeler（旧：ContextCapture）を写真測量用のソフトウェアを活用・販売してきました。
iTwinCaptureModelerは、写真・動画、さらにはレーザ点群から3Dモデル（メッシュ）を高精度かつリアルに生成します。最近ではAIを使ったオブジェクトのクラス化やクラックの自動抽出などが可能です。
　本展示では、iTwinCaptureModelerを用いて、下記について実演します。
(1)写真・動画からの3Dモデル生成
(2)写真とレーザ点群の合成
(3)AI機能によるクラス分け
今後、iTwinCaptureModelerは、デジタルツインのための3Dモデル作成ツールとして位置づけられ、機能アップされる予定です。

iTwinCaptureModeler generates highly accurate and realistic 3D models from photos, videos, and even laser point clouds. Recently, AI function has been used to classify objects and automatically extract cracks.
In this exhibition, we will demonstrate using iTwinCaptureModeler.