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特別セミナー A会場
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- 国土交通省
- 大臣官房 技術調査課
- 課長補佐
- 田中 洋介
福岡県出身
平成22年 国土交通省入省
入省後、道路・港湾分野の政策立案、計画や整備に携わる。外務省在ミャンマー日本国大使館二等書記官、国土交通省東北地方整備局道路計画第一課長、内閣官房(インフラ投資推進担当)などを経て、2021年10月より現職。現職では、インフラDXやi-Constructionの推進に関する施策を担当している。
我が国において将来懸念される労働力不足や、担い手不足などの課題への対応するため、国土交通省では、建設現場の生産性の向上に向けて、建設現場におけるICT活用や施工時期の平準化等を進める「i-Construction」を推進してきた。また「i-Construction」を中核に、更に発展し、事業全体を変革させる「インフラ分野のDX」へ取り組みを拡大させており、本講演ではこれらの具体的な取組や個別施策について包括的に紹介する。
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- 株式会社小松製作所
- 執行役員
- スマートコンストラクション推進本部長
- 四家 千佳史
1968年福島県生まれ、1997年に株式会社BIGRENTAL(本社:福島県郡山市/建設機械レンタル業)を社員3名で創業、2008年社員数700名までに成長した同社とコマツレンタル株式会社(コマツ100%出資)が経営統合、同時に代表取締役社長に就任。2015年1月にコマツ執行役員スマートコンストラクション推進本部長に就任、現在に至る。
昨今、建設DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉をよく見聞きするようになりました。コマツは、2015年からICT施工の最適化を図るソリューション「スマートコンストラクション」を推進し、建設現場の労働力不足などの課題解決に努めてきました。さらに、2020年からは「安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場」を目指す「デジタルトランスフォーメーション・スマートコンストラクション」の導入で、施工の全工程を3次元データでつなぎ、デジタルツインでお客様の現場施工の最適化を進めています。本講演では、その活動についてご紹介します。
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- 東京大学
- 大学院工学系研究科
- 特任教授
- 永谷 圭司
1997年 筑波大学大学院博士課程修了。博士(工学)。カーネギーメロン大学機械工学科(ポストドクトラルフェロー)、岡山大学 大学院 自然科学研究科 講師、東北大学 大学院 工学研究科 准教授、東北大学 未来科学技術共同研究センター 准教授を経て、現在、東京大学大学院工学系研究科 特任教授。ムーンショット型研究開発事業 目標(3)プロジェクトマネージャー(兼任)。建設機械の自動化や火山探査ロボットの開発など、フィールドロボティクスの研究に従事。日本ロボット学会、計測自動制御学会、日本機械学会、IEEE等の会員。
建設業の就労人口は減少傾向にあり、就業者の高齢化も続いている。この問題に対処するため、「建設業における生産性向上」が求められている。この生産性向上の方法の一つに「建設現場へのICT技術やロボット技術の導入」があり、マシンガイダンスやマシンコントロールといった技術を搭載した建設機械が、現在、実現場に導入されつつある。更なる生産性向上を実現するためには、建設機械の自動化が必須であり、これに向けたさまざまな技術開発が現在進められているが、解決すべき問題も少なくない。本講演では、「建設業における生産性向上」のために、現在までどのような技術が実現され、今後どのような問題を解決すべきかについて検討を行う。
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- 国土交通省
- 総合政策局 公共事業企画調整課
- 調整官
- 原田 駿平
神奈川県出身、首都大学東京(現:東京都立大学)大学院 都市環境科学研究科卒
平成23年国土交通省入省
これまで、総合政策局海外プロジェクト推進課係長、道路局高速道路課係長、関東地方整備局横浜国道事務所計画課長、関東地方整備局企画部企画課長等を歴任
我が国では、高度経済成長期以降に整備した社会資本の老朽化が進んでおり、例えば、道路橋は、15年後には建設後50年以上経過するものが6割を超えることになる。その状況の中、国土交通省では、2017年12月から、社会資本整備審議会・交通政策審議会技術分科会技術部会社会資本メンテナンス戦略小委員会(第3期)において、インフラメンテナンスにおける各施策について議論を行っている。本講演では、国土交通省におけるインフラの老朽化対策に係る新技術活用等も含めた各取組状況について紹介する。
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- 清水建設株式会社
- 土木技術本部 イノベーション推進部
- (土木学会 建設マネジメント委員会 i-Consturction小委員会)
- 松下 文哉
2013年4月清水建設株式会社入社、国際支店(マレーシア、ベトナム)においてトンネル工事や地下鉄工事、土木技術本部において技術検討業務、土木東京支店においてトンネル工事を経験したのち、2021年から現所属において研究・開発に従事。この間、2018年から東京大学大学院工学系研究科「i-Constructionシステム学」寄付講座に研究員として派遣され、i-Constructionに関連した研究開発を進める。博士(工学)。
i-Constructionは、建設プロセスにおける三次元モデル、ICT、IoT、AI、空間情報処理技術等の活用による建設生産管理システムの変革への取組みである。 この変革の実現のためには、産官学の連携の下、(1)新たな建設生産プロセスを社会実装するための仕組みや制度構築、(2)設計・施工・維持管理といった各プロセス間のデータ連携、(3)新技術の活用や研究開発を担う人材育成といったテーマが重要となる。土木学会 建設マネジメント委員会 i-Construction小委員会では2020年7月より産学官の研究者や実務者でこれらのテーマについて議論してきた。本セミナーでは、この議論の内容を紹介する。
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- 京都大学名誉教授
- ドローン測量教育研究機構(DSERO)
- 代表理事
- 大西 有三
京都大学工学部土木工学科卒業、カリフォルニア大学バークレー校博士課程修了。以降、京都大学工学部で教鞭を執り、助教授、教授を経て2008年(平成20年)京都大学理事・副学長。2013年(平成25年)関西大学環境都市工学部特任教授、2017年退任後、現在ドローン測量技術教育研究機構(DSERO)代表理事。エネ庁福島原発汚染水処理対策委員会委員長、国交省社会インフラモニタリング委員会委員長など多くの国交省関連委員会委員長・委員、近畿地整都市社会技術融合創造研究会委員長等を歴任。土木学会名誉会員
近年ドローン測量は新局面を迎えている。ドローン登載機器が、カメラからレーザーに移りつつあるなか、グリーンレーザーの登場で、浅瀬(数メーター以内)での水中測量が可能となり、新型の機器が投入され適用範囲が広がっている。ドローン測量教育研究機構(DSERO)は、ドローンによる測量及び空間情報技術を研究し、人材育成と教育活動を行っている。現在”i-Con”に適応したドローン測量が多く行われており、機構では”i-Con”に関する測量精度向上の教育をしていることから、機構の動向と共にの最新機器が導入されつつあるドローン測量の可能性を探り、さらに今後の課題について説明を行う。
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- パシフィックコンサルタンツ株式会社
- 九州国土基盤事業部
- 部長
- 渡邊 武志
建設コンサルタント歴(25年)
主として河川構造物の設計を担当
平成4年 神戸大学大学院 工学研究科 修了
【土木学会】活動中
土木情報学委員会:三次元モデルを活用した建設生産性向上研究小委員会 小委員長
土木情報学委員会:施工情報自動処理研究小委員会 委員
構造工学委員会 :土木構造物標準示方書改定小委員会 委員
土木学会・建築学会連携TF:委員
BIM/CIM、ICT、フロントローディングの導入により、今後、建設分野全体として生産性の向上が期待されている。こうした社会背景における設計者(コンサル)の在り方について、河川構造物を例にとりながら話題提供を行う。
・ECIの導入で変わるコンサルの事業領域
・構造物の規格化、標準化について(設計は楽になるか?)
・性能に着目した、新たな河川管理施設の管理の在り方について
・インテリジェント構造物に向けて(コンサルに求められること)
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- 国土交通省
- 大臣官房 技術調査課
- 課長補佐
- 吉田 真人
国土交通省では、有用な新技術の積極的な活用を推進することで、公共工事のコスト縮減や品質向上を図り、新技術の更なる改善を促進するための仕組みとして、2001年度からNETIS(新技術情報提供システム)を運用している。
また、新たな技術の開発を促進するため、現場ニーズと技術シーズのマッチングや異分野を含めた産官学の連携に向けた取組を進めている。
本講演では、NETISなどの新技術活用の促進策や技術開発の推進に向けた最新の取組について紹介する。
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- 建設業労働災害防止協会
- 技術管理部長
- 本山 謙治
1977年労働省(現・厚生労働省)入省、2015年3月退官。
2015年7月建設業労働災害防止協会技術管理部長就任。
建災防では、災害の減少率が鈍化した現状を打開するため、新たな災害防止対策として、レジリエンスエンジニアリングの考え方を基に「新ヒヤリハット報告」を開発した。これは、建設現場におけるヒヤリハットについて、その報告内容からヒューマンファクターの背後要因(ストレス、コミュニケーション、WEなど)と災害に至る前にリカバリーできる能力であるレジリエンス能力等を分析して「深化したSafety-I+Safety-II」という新たな対策へと誘導するものである。本講演では「新ヒヤリハット報告」を概説したうえで、これをデジタル化して現場展開することを切り口として見出せる安全衛生管理DXの方向性について解説する。
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- デジタル庁
- データ戦略統括
- 平本 健二
- デジタル庁
- 地理空間情報担当
- 中村 弘太郎
平本 健二
SIer等を経て現職。データ基盤整備をグローバルな視点から推進する等、デジタルサービス改革を担当。最近は地理空間も含むスマートシティのプロジェクトに参加。
中村 弘太郎
民間地図会社と兼職のいわゆる民間人材。地理空間情報分野を中心にベース・レジストリ整備を担当。現在は主にアドレス(住所・所在地)ベース・レジストリ整備に従事。
土地や地理空間情報は全ての社会活動の基礎情報となります。また、デジタル技術の進展によりデジタルツインの実現に向けて世界中が取組を強化しています。そうした中で、デジタル庁が取り組むデジタル戦略、データ戦略、デジタル田園都市の概要と、その中での土地、地理空間情報の位置づけや今後の方向性について解説を行います。また、衛星から地下まで、土地、地理空間情報の国内外の状況や、データモデルの整備やベース・レジストリ・プロジェクトの推進状況、スマートシティへの展開、それらの直面する課題や解決策などの具体的な取組について説明します。