- ※セッションの録音、写真・動画撮影などは一切禁止させていただきます。
- ※都合により講師、プログラムの内容に変更、およびテキスト配布のない場合もございます。
- ※掲載枠上、講師の役職・所属を省略している場合もございます。
- ※敬称略
CSPI-EXPOは、(公社)土木学会CPD、(一社)建設コンサルタンツ協会CPD、(一社)全国土木施工管理技士会連合会CPDSの学習プログラムの承認を受けています。
対象セミナーの受講者に、1単位(ユニット)の受講証明書を発行します。
各制度の付与対象セミナーは下記をご確認ください。
- 【特別セミナーA・B・C会場】全てのセミナー
- 【PRセミナーII会場】 5月24日(水) 11:00-12:00 CSPI-E501のセミナー
- 【特別セミナーA・B・C会場】全てのセミナー
- 【PRセミナーII会場】 5月24日(水) 11:00-12:00 CSPI-E501のセミナー
- 【特別セミナーA会場】CSPI-A101〜A109、A111 (A110は対象外)
- 【特別セミナーB・C会場】全てのセミナー
- 【PRセミナーII会場】 5月24日(水) 11:00-12:00 CSPI-E501のセミナー
特別セミナー A会場
- 国土交通省 大臣官房 技術調査課
- 課長補佐
- 田中 洋介
福岡県出身
平成22年 国土交通省入省
入省後、道路・港湾分野の政策立案、計画や整備に携わる。外務省在ミャンマー日本国大使館二等書記官、国土交通省東北地方整備局道路計画第一課長、内閣官房(インフラ投資推進担当)などを経て、2021年10月より現職。現職では、インフラDXやi-Constructionの推進に関する施策を担当している。
我が国において将来懸念される労働力不足や、担い手不足などの課題に対応するため、国土交通省では、建設現場の生産性の向上に向けて、建設現場におけるICT活用や施工時期の平準化等を進める「i-Construction」を推進してきた。また「i-Construction」を中核に、更に発展し、事業全体を変革させる「インフラ分野のDX」へ取り組みを拡大させている。本講演では、国土交通省が進めるインフラDXの施策を包括的に説明するとともに、ネクストステージに向けた取組の深化、分野網羅的・組織横断的な取組に関する最新の動きについて紹介する。
- コマツ 執行役員 スマートコンストラクション推進本部長
- 株式会社EARTHBRAIN 代表取締役会長
- 四家 千佳史
1968年福島県生まれ、1997年に株式会社BIGRENTAL(本社:福島県郡山市/建設機械レンタル業)を社員3名で創業、2008年社員数700名までに成長した同社とコマツレンタル株式会社(コマツ100%出資)が経営統合、同時に代表取締役社長に就任。2015年1月にコマツ執行役員スマートコンストラクション推進本部長に就任、2021年7月に株式会社EARTHBRAIN代表取締役会長に就任(兼務)、現在に至る。
コマツは、2015年からICT施工の最適化を図るソリューション「スマートコンストラクション」を推進し、建設現場の労働力不足などの課題解決に努めてきました。現在は、2022年4月よりスタートした中期経営計画における成長戦略を通じて、コト(顧客プロセス全体の最適化)でお客さまへの新しい価値を生み出し、コトと親和性の高い、安全で環境にやさしい高効率なモノ(機械の自動化・自律化)を提供し、お客さまのすべてのプロセスをデジタル化によりつなぎ、「安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場をお客さまと共に実現する」ことを目指しています。本講演では、その活動についてご紹介します。
- 芝浦工業大学
- 建築学部 建築学科 教授
- 蟹澤 宏剛
専門は建築生産システムや建築構法(特に木造建築)。国内外の技能者の処遇や育成制度、現場の生産性向上方策、木造住宅の架構設計手法、伝統技法等について研究している。社会保険加入促進や建設キャリアアップシステム(CCUS)は、こうした研究成果に基づいて提言したもの。現在、国土交通省「建設キャリアアップシステム処遇改善推進協議会」会長、「建設産業人材確保・育成推進協議会」顧問、「官庁営繕事業の監督・検査におけるデジタル技術に関する検討会」座長、国土交通省・厚生労働省「建設工事従事者安全健康確保推進専門家会議」座長、厚生労働省「労働政策審議会」専門委員などを務めている。
建設業界の担い手確保は極めて厳しい状況にある。特に、現場で働く技能者は先が見通せない状況にある。建設業の人気がないのは3Kなどの環境に問題があると言われがちであるが、それは根本的な要因ではない。技能者として働く人々は、キャリアパスが明確ではなく、教育訓練や能力評価の制度がないので目標を見失いがちで、承認欲求や自己実現欲求が満たされないが故に挫折してしまう構造的な問題を解決する必要がある。CCUSはその基盤をなすシステムであるが、その上に職能の定義や能力評価等の仕組みを構築してこそ意義を持つ。本講演では、担い手確保と建設産業の未来のために必要なもの・ことについて考えてみたい。
- 株式会社建設ITワールド 代表取締役
- 建設ITジャーナリスト
- 家入 龍太
BIM/CIMやi-Construction、ロボット・AIなどの導入により、コロナ禍対策と生産性向上の両立、地球環境保全、国際化、さらには建設DXの実現といった建設業が抱える経営課題を解決するための情報を「一歩先の視点」で発信し続ける建設ITジャーナリスト。新しいチャレンジを「ほめて伸ばす」のをモットーとしています。「年中無休・24時間受付」で、建設・IT・経営に関する記事の執筆や講演、コンサルティングなども行っている。公式サイトは「建設ITワールド」。
これからの建設業が直面する「人手不足問題」を解決するため「建設DX(デジタル・トランスフォーメーション)」への取り組みが注目されている。この講演では、生産性向上や働き方改革を実現するために、既に市場にあるクラウドやロボット、AIなどをどんな視点で選び、自社の現場業務をラクにするために活用していくかについて、国内外の数々の事例に基づいて解説する。これまでICTに取り組んで来なかった企業が、建設DXにどう取り組めばよいのかも解説する。
- 国土交通省
- 大臣官房 技術調査課 課長補佐
- 岡本 由仁
奈良県出身
平成22年 国土交通省入省
環境省出向、関東地方整備局企画部施工企画課長、総合政策局公共事業企画調整課 課長補佐等を経て、2023年4月より現職。
国土交通省では、有用な新技術の積極的な活用を推進することで、公共工事のコスト縮減や品質向上を図り、新技術の更なる改善を促進するための仕組みとして、2001年度からNETIS(新技術情報提供システム)を運用している。また、新たな技術の開発を促進するため、現場ニーズと技術シーズのマッチングや異分野を含めた産官学の連携に向けた取組を進めている。本講演では、NETISなどの新技術活用の促進策や技術開発の推進に向けた最新の取組について紹介する。
- 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)
- 理事長
- 鈴木 真二
1953年岐阜県生まれ。79年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。(株)豊田中央研究所を経て、東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻教授を定年退職後は、東京大学名誉教授、東京大学未来ビジョン研究センター特任教授(現職)。工学博士、専門は航空工学。日本航空宇宙学会会長(第43期)。国際航空科学連盟(ICAS)会長など。著書に、『飛行機物語』(筑摩書房)、『現代航空論』(編集、東京大学出版会)、『落ちない飛行機への挑戦』(化学同人社)など。
ドローンは電動の小型垂直離着陸機として空撮、輸送、点検など様々な産業分野での活用が広がり、2022年12月には有人地帯目視外飛行(レベル4)が制度的に可能となり、「空の産業革命」が期待されている。建設測量分野では、ドローンによる測量がすでに利用され、本講演では、レーザースキャニングと可視光撮影画像から複数ドローンの連携飛行でリアルタイム3次元計測を可能とする研究も紹介したい。ドローンを大型化し、人を運べるものは「空飛ぶクルマ」とも呼ばれ、パーソナルな次世代航空機として世界中で開発が進み、わが国では大阪関西万博での飛行が官民で目標とされている。その実現に向けた技術と制度の課題に関して整理したい。
- 東日本旅客鉄道株式会社
- 東京建設プロジェクトマネジメントオフィス 企画戦略ユニット マネージャー
- 井口 重信
JR東日本建設部門のBIM/CIM、ICT推進を担当。JR東日本におけるBIM/CIMのガイドラインの策定や活用促進に従事。JR東日本発の点群取得・デジタル化事業を展開するスタートアップ企業「CalTa」の立ち上げ・運営にも参画。土木学会情報学委員会「三次元モデルを活用した建設生産性向上研究小委員会」ではプレキャストWGの主査を担当。BIM/CIM関連以外の専門はコンクリート構造など。土木学会コンクリート工学委員会「3Dプリンティング技術の土木構造物への適用に関する研究小委員会」では幹事長として、コンクリート3Dプリンティング技術の活用推進を行っている。
土木分野における生産性向上の切り札として「BIM/CIM」の取り組みが、各所で盛んである。しかし、可視化資料として「3D-CAD」的な使用に限られる使い方が多く、本当の意味での「BIM」としての使われ方で生産性を向上させている例は、まだ少ないように思われる。土木の場合、建築と異なり一品生産で供用期間が長いものが多く、BIM/CIM導入による生産性向上効果を上げにくい、といった特性もあると考える。このような背景の中、土木分野においてどのように「BIM/CIM」を活用し生産性を向上していくか、今後の方向性について事例を交えながら述べる。
- ドローン測量教育研究機構(DSERO) 代表理事
- 京都大学 名誉教授
- 大西 有三
京都大学工学部土木工学科卒業、カリフォルニア大学バークレー校博士課程修了。以降、京都大学工学部で教鞭を執り、助教授、教授を経て2008年(平成20年)京都大学理事・副学長。2013年(平成25年)関西大学環境都市工学部特任教授、2017年退任後、現在ドローン測量技術教育研究機構(DSERO)代表理事。エネ庁福島原発汚染水処理対策委員会委員長、国交省社会インフラモニタリング委員会委員長など多くの国交省関連委員会委員長・委員、近畿地整都市社会技術融合創造研究会委員長等を歴任。土木学会名誉会員, (一財)国土地盤情報センター 理事長
調査から維持管理まですべての建設プロセスにデジタル技術を導⼊してICTやBIM/CIM、AIなどの技術、新材料、新⼯法などを積極的に活⽤することによって働き⽅改⾰を実現する「建設DX」が推進されている。その中で3次元化における課題の⼀つは、いかに⽇常的に3次元化されたデータを取得するかであり、ドローンによる3次元の情報取得は、省⼒化・安全性の向上に役⽴つとされている。調査、設計、施工、維持管理の各段階において3次元データが滞りなく流れることが理想であるが、現実には上手く処理されていない。いくつかの課題を説明し、あたらしい技術による建設DX推進のための今後の解決策を探る。
- 国土交通省
- 総合政策局 公共事業企画調整課 調整官
- 原田 駿平
神奈川県出身、首都大学東京(現:東京都立大学)大学院 都市環境科学研究科卒 平成23年国土交通省入省 これまで、総合政策局海外プロジェクト推進課係長、道路局高速道路課係長、関東地方整備局横浜国道事務所計画課長、関東地方整備局企画部企画課長等を歴任
インフラ老朽化が進行する中、インフラが我が国の生活や社会経済活動の礎となり続けるため、維持管理・更新を計画的に進め、持続可能なインフラメンテナンスを実現することが重要である。一方、市区町村において、体制面・財政面の課題により、措置が必要なインフラに対して、補修・修繕が追い付いていない状況もある。その状況を踏まえ、国土交通省の有識者委員会において、新たなメンテナンスの考え方である「地域インフラ群再生戦略マネジメント」を軸とする提言が令和4年12月に公表された。提言の内容を紹介するとともに、新技術活用も含めた国土交通省におけるインフラメンテナンスに係る施策や取組状況を全般的に紹介する。
- 東京国税局
- 課税第二部 消費税課 軽減税率・インボイス制度係 国税実査官
- 藤田 優作
平成28年4月 入局 ~令和3年6月 東京国税局管内の税務署にて、個人課税事務に従事。 令和3年7月~ 東京国税局消費税課にて、インボイス制度の周知・広報等に従事。
令和5年10月から開始されるインボイス制度について、取引の売手又は買手の立場から、特例や令和5年度税制改正の内容を踏まえ、制度概要を説明します。
- 環境省
- 地球環境局 地球温暖化対策課 課長補佐
- 村岡 諒平
2015年環境省入省、入省後は気候変動への適応に関する業務に従事。2017年~2020年には福島県双葉町役場に出向、基礎自治体職員とともに除染・解体・中間貯蔵施設の整備や復興・避難指示解除等の業務に関わる。環境省帰任後は、災害廃棄物対策、国内の地球温暖化の目標設定に関わり、2021年11月より現職、主として政府自身の温室効果ガス排出削減対策を担当。
世界的に平均気温の上昇、雪氷の融解、海面水位の上昇が観測されており、我が国においても、平均気温の上昇、大雨、台風等による被害、農作物や生態系への影響等が観測されるなど、「気候危機」とも言われる気候変動問題は、国際社会共通の喫緊の課題である。本年3月にIPCC第6次評価報告書統合報告書が公開、4月には札幌でG7気候・エネルギー・環境大臣会合が開催され、世界的な動きが加速している。本講演では、2050年カーボンニュートラルや2030年温室効果ガス46%削減目標の実現に向けた国内外の動向と、地域脱炭素の推進等を中心とした環境省の取組について紹介する。