![第8回 国際 建設・測量展(CSPI-EXPO2026) 出展資料請求 [無料] 会期 2026年 6月 17日(水)・ 18日(木)・ 19日(金)・ 20日(土) 会場 幕張メッセ](../../common/images/logo_cspi_8th.png)
工業用ゴムやプラスチック製品の大手グローバルメーカーであるコンチテックの日本法人、コンチテック・インダストリアル・ソリューションズ・ジャパン(横浜市)は、パワーショベルなど建設機械の油圧システムに貢献する高性能油圧ホースの製品群を第8回国際建設・測量展(CSPI2026)に展示する。「日本企業へのコミットメントを本格化し、課題解決に貢献したい」と話すコンチテックグループIAPACカスタマーエンジニアリングソリューション産業モビリティソリューション部門のリーダーのソン・シン氏に、建機の生産性や安全性向上に貢献する製品の魅力や営業展開の方向性を聞いた。
当社はドイツに本拠を置き、約150年の歴史を持つコンチネンタルのグループ企業として、マテリアルゴムソリューションを40カ国以上で展開しています。オフハイウェイ、鉄道、道路、航空、環境エネルギー、食品産業など幅広い業界を対象に、乗用車、商用車トラック、建機などさまざまな用途の機械に当社の製品が搭載されています。
日本の建機の分野では認知度が低く、当社はまだまだ新しい存在です。これまで日本の建設市場の製品販売は代理店に委託してきましたが、3年前に大きな組織改編があり、当社が建機メーカーなどの顧客に直接アプローチする営業体制に大きく舵を切りました。顧客と直接コミュニケーションを取ることで当社の存在を日本の建機メーカーや建設業界の皆さまに深く知っていただくとともに、顧客の要望を迅速に把握、対応して課題解決に貢献したいと思います。
当社の主要なポートフォリオは、高性能油圧ホースを中心にしたフルードハンドリングソリューション、ダイナミック&サスペンションソリューション、パワートランスミッションソリューション、コンベヤベルトソリューションなどの製品群があります。それらの全ての製品が建設業界の建機や機械に利用できると考えており、実際に海外の建機関連の仕事で高い評価をいただいています。
これまで欧米やAPAC(アジア太平洋)などの顧客と緊密な協力体制を築き、製品開発などに共同で取り組んできました。その中で磨いてきた技術力や経験を当社の製品群に掛け合わせ、日本の皆さまに新たな価値を提供できると思います。グローバル展開する中で得られた各国の建機や建設現場の最新動向なども日本企業の皆さまにお伝えできると思います。
製品ポートフォリオのうち、特に建機と関係が深いフルードハンドリングソリューションの主力製品が高性能油圧ホースです。ブーム、アーム、バケットなど各部位の複雑な動きを油圧システムで制御するパワーショベルなどの掘削機には特に重要です。さまざまな種類の油圧ホースを経由して油圧流体をポンプから駆動部に運び込み、各部位を動作させるため、性能面で大きな役割を担います。
建機は、掘削から重量物の持ち上げなどさまざまな作業を実行するため、たくさんの種類やサイズの油圧ホースが必要です。当社は低圧用の「ブレードホース」と高圧用の「スパイラルホース」に大別し、油圧システムのさまざまな圧力に適したホースの太さや径、柔軟性、天候耐久性など多種多様なポートフォリオをそろえています。顧客の要望に応えるには目的別にさまざまな種類を用意する必要があり、当社はほとんどをカバーしているのが強みです。これらの製品を利用して日本のメーカーのOEM(相手先ブランドによる生産)にも対応したいと思います。
もう一つの大きな分類である「スペシャルホース」シリーズは、顧客の特別仕様に応えるためのものであり、コンクリート、水、ガス、冷却などの用途で圧送するホースなどを提供しています。コンクリート圧送車や消防車などで使われています。
海外の建設現場も日本と同じように建設業の人手不足に直面しています。その中で建機の自動運転や電動化がグローバルなトレンドとなっています。特に当社のフルードハンドリングソリューションが、それらの建機の油圧システムに採用されています。日本で開発が進む自動運転型の建機にも貢献できると思います。
そうした現在のトレンドへの対応を支援する一方で、将来のトレンドを形成する次世代技術への対応にも貢献したいと思います。新技術が普及するには、さまざまなエンジニアや現場、市場のすりあわせが必要であり、その過程で多くの課題が発生します。当社は企業へのアプローチを推進し、新技術の導入、オペレーターのスキル習得などの課題に一緒に取り組みたいと思います。
一方で長い間グローバル市場を牽引してきた日本のメーカーにはすでに成熟したサプライチェーンがあります。こうした状況において、私たちは市場における最新の製品や技術動向を学び、より洗練することで、現在の課題解決に役立つ製品を提案したいと考えています。
それには、根気強く顧客に働きかけ、緊密な協力関係を築くことが最も重要だと考えています。細部にこだわるのが日本企業の特徴のため、顧客ニーズに一つひとつ対応し、ビジネスパートナーとして信頼を築きたいと思います。特に海外のメーカーは業界の国際規格に基づいて製品開発することが多いですが、日本企業は各社が独自の標準規格や品質管理システムを持っているのが特徴です。各社の標準規格を理解するためにも一緒に仕事をして経験を積ませていただき、メーカーが求める品質や規格に対して当社の製品を柔軟に対応できるようにしていきたいと思います。
最新の技術やサービスが一堂に会するCSPIは、日本の建設業界の発展に重要な役割を果たしていると感じます。実際、当社も昨年初めて出展し、多くの引き合いをいただくことができました。CSPIは当社と日本の顧客が互いに知り合う良い機会になっています。顧客との信頼関係は一つひとつ積み上げるものであり、CSPIへの出展もその一環です。
建機メーカーだけではなく、販売代理店やエンドユーザーの建設会社などさまざまな企業や人に出会い、困りごとがどこにあるのか把握したいと思います。さまざまな出展企業のブースに訪問できるのも魅力で、当社は営業職だけではなくエンジニアリングチームも参加し、来場者の質問に回答したり、他社のブースを回って技術やノウハウを知る機会にします。その意味で、競合メーカーともオープンに話をして理解を深める場になると考えており、〝ビジネスハブ〟として重要な場になると思います。
メーカーの品質管理は企業ごとにそれぞれ異なり、固有の哲学や理論があります。しかし、なぜそうした品質管理にたどり着いたのか、その「なぜ」にフォーカスしてみると、根本には同じような哲学や理念があることに気づきます。当社の製品は、そうした各国の企業のニーズに応える中で磨かれてきたグローバルな品質基準が適用されています。日本の顧客からも特別な要求があれば当社のグローバル基準をカスタマイズして合わせられるように対応します。お互いに詳細に議論した上で最適な方法を導き出したいと思います。
今回のCSPIでは、高性能油圧ホースをはじめとしたフルードハンドリングソリューションのほか、動力ベルトなどのパワートランスミッションソリューション、空気バネを活用したダイナミック&サスペンションソリューション、建設現場に導入されているコンベヤベルトなども紹介する予定です。会場で多くの来場者の方々にお会いできるのを心から楽しみにしています。
